過労死防止大綱でフリーランス対策明記へ 厚労省が見直し案示す

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厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関で、竹内紀臣撮影
厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関で、竹内紀臣撮影

 厚生労働省は19日、過労死遺族らが参加する協議会で、過労死を防ぐ国の施策をまとめた「過労死防止大綱」の見直し案を示した。過労死事案を繰り返し起こす企業に対し、改善計画の策定を求める方針を盛り込んだ。

 改善計画では、企業に対して再発防止策や過労死防止に向けた改善策などの明記を求める。改善計画に基づき、各地の労働局長が助言や指導をする。

 フリーランスの健康確保策も記した。厚労省は、定期的に健康診断を受診したり、長時間労働にならないよう発注者が期日を設定したりするよう求めるガイドラインを準備中。見直し案では「フリーランスへの取り組みを促進し、安心して業務に従事できる環境整備を図る」とした。

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