フリーランス保護課題
「委託元に安全配慮義務も」
俳優の女性が亡くなった宝塚歌劇団では、入団5年目までの俳優が1年ごとに有期雇用契約を結び、6年目以降は雇用関係のない個人事業主として業務委託契約に移行する。
本来は企業との雇用関係がない「フリーランス」として自身の裁量で仕事を進めるが、入団7年目で亡くなった女性は契約書で劇団の定めた稽古への参加などが求められ、承諾を得ずに外部で演技をすることなどが禁じられていた。
労働問題に詳しい今西雄介弁護士...
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