プロフェッショナル&パラレルキャリア フリーランス協会

中小企業の値上げを応援!3月は「価格交渉促進月間」です

3月は「価格交渉促進月間」です!

この時期は、経済産業大臣から企業に対し、価格交渉や、価格転嫁に積極的に対応するよう要請がなされます。そして、実際に価格交渉が受け入れられたかどうか、フリーランスを含む全国の中小企業30万社に対するアンケート調査や、下請Gメンによる重点的なヒアリングが行われます。

アンケート調査やヒアリングの結果は分析・公表される上、価格協議や価格転嫁の実施状況が良好でない個別の発注側企業の経営者に対して、「指導・助言」による注意喚起等が行われます。

参考:令和4年9月「価格交渉促進月間」フォローアップ調査結果
https://www.meti.go.jp/press/2022/12/20221223005/20221223005.html
https://www.meti.go.jp/press/2022/12/20221223005/20221223005-1.pdf
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/torihiki/follow-up/dl/202209list.pdf

あなたの価値を上げられるのは、あなた自身しかいません。この機会に、ぜひ価格交渉に挑戦してみましょう!

価格交渉、値上げのコツは、こちらの記事もご参考に!

フリラン教習所「フリーランス値段交渉難しすぎ問題」
フリラン教習所「フリーランスの単価どうすれば上がるの問題」

価格交渉ノウハウや下請法の知識が学べるオンライン講習会や、価格交渉の悩みに詳しい相談員に無料相談できる「下請かけこみ寺」も、ぜひご活用ください。

2023年3月「価格交渉促進月間」について(中小企業庁より)

昨今の原材料価格やエネルギー価格、労務費等の高騰への対応や、このような物価高の中で中小企業が賃上げを実現するためには、価格転嫁の実現が必要不可欠です。来月3月の「価格交渉促進月間」において、これらのコストが適切に価格転嫁できるよう、発注側企業と受注側企業の間での価格交渉及び価格転嫁を促進します。

1.概要

政府では、価格交渉が頻繁に行われている時期である9月と3月を「価格交渉促進月間」と定め、発注側企業と受注側企業の間での価格交渉及び価格転嫁を促進しています。来月3月も「価格交渉促進月間」であり、原材料価格やエネルギー価格、労務費等の上昇分を受注側中小企業が適切に取引先に価格転嫁できるよう取り組みます。
具体的には、下記の取組を実施します。

2.発注側企業への価格交渉及び価格転嫁への積極的な対応要請

経済産業大臣名で、下請中小企業振興法「振興基準」を踏まえ、受注側中小企業からの価格交渉の申し出に遅滞なく応じることや、価格転嫁に積極的に御対応いただくよう要請します。

3.フォローアップ調査(受注側中小企業への状況調査)の実施

3月以降、受注側中小企業に対し、発注側企業との価格交渉・価格転嫁の状況について、下記のフォローアップ調査を実施します。
1)アンケート調査(受注側中小企業30万社程度に対して配布し、発注側企業ごとに価格協議や価格転嫁についての具体的な状況を把握)
2)下請Gメンによる重点的なヒアリング(受注側中小企業2千社程度へのヒアリング、交渉・転嫁状況の実態を聴取)

4.フォローアップ調査結果の公表や「指導・助言」の実施

上記3.のフォローアップ調査結果を踏まえ、更なる価格交渉・転嫁の促進に向け、下記を実施します。

1)業種ごとに親事業者の対応や価格転嫁率を算出して順位付けし、良い事例や問題のある事例と併せて公表
2)受注側中小企業からの評価において、価格転嫁や価格協議の実施状況が芳しくない個別の発注側企業の代表者に対し、事業所管省庁から下請中小企業振興法に基づく「指導・助言」による注意喚起等の実施
3)多くの受注側中小企業から回答があった親事業者について、企業ごとの「回答企業数」、「価格交渉の回答状況」、「価格転嫁の回答状況」のリストを公表
4)独占禁止法や下請代金法の違反が疑われる事案については、公正取引委員会と中小企業庁が連携して対処
(参考)価格交渉促進月間の実施と改善のサイクル強化

5.講習・研修・相談等

価格交渉促進月間の期間において、価格交渉や下請代金法に関する講習会、セミナー等も実施します。加えて、価格交渉・価格転嫁の状況が芳しくない業種に特化した講習会も追加で実施します。
講習会等の日程は以下「適正取引支援サイト」のページで随時公開していきます。

6.発注側企業への周知

上記1から4に記載の内容等について、月間開始前からあらかじめ、業界団体を通じて、発注側企業へ幅広く周知します。
業界団体宛ての具体的な周知内容は以下「業界団体宛周知文」をご参照ください。

 

なお、フリーランス協会では、フリーランスの報酬適正化キャンペーンの一環として、「インボイス2%~アクション」を実施しています。

インボイス制度に伴い、なぜ報酬適正化が必要なのか、取引先に納得してもらうためのご参考にしていただけると幸いです。

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