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リモートだからこそ電話もかけよう!リモートワークで成果を出す3つの極意

ビジネスの現場で求められているスキルが変わり始めています。

ビジネス領域のスキルは、大きく分けて「ビジネス基礎スキル」(ロジカルシンキング、プレゼンテーション、コミュニケーション、課題解決力、交渉力など)と、職種ごとの「専門スキル」があります。後者は、たとえばマーケターだったら、SNS広告、SEO対策、SNS戦略…といった具合です。

このうち、ビジネス基礎スキルとして、新たに「リモートワーク力」が追加されようとしています。

このリモートワーク力は、企業に勤める人だけでなく、フリーランスにもとても重要なスキルです。

対面での打ち合わせや商談ができなくなり、リモートへの代替が一気に進みました。対面で行えることをリモート環境下でも再現させられる「リモートワーク力」をしっかりと持ち、クライアントから安心感や信頼を得ることができれば、結果として「顧客と良い関係性」を作ることができます。そうすれば、リモートであってもリピートにつなげられるでしょう。また、リモートワーク力の高さが、差別化要因の一つにもなっていきます。

では、このリモートワーク力は、どのようにして磨くことができるのでしょうか。

リモートワーク力に差がつく3つのポイント

リモートワーク力は、オンライン会議の回数を増やすことで磨かれるものではありません。リモートワークで成果を出している人の特徴から、3つの差別化ポイントをお伝えします。

1)ツールを知り、使いこなす

みなさんはリモートワークにまつわるツールをどのくらい知っていますか。ジャンルで言えば、チャット、オンライン会議、ストレージ、タスク管理、セキュリティ、契約関連、スケジュール設定、会計・経理、ナレッジマネジメント、ホワイトボード、資料作成…など、あらゆる領域でオンラインツールがあり、そのうえ次々と新しいものが登場している状況です。

もちろん全部を使いこなせる必要はありません。まずは、各ジャンルで最も利用されているツールを知りましょう。そして、どういうシーンのときに使うものなのか、また実際にダウンロードして一度触っておくと、いざ使う必要が出てきたときでも焦りません。

とはいえ、どれから触っていいかわからない人もいると思います。そこで、「最低限これだけは知っておきましょう」というものを集めてみました。まずはここから触れてみるのはいかがでしょうか。

オンラインチャット
Slack
Chatwork

オンラインミーティング

Zoom
Microsoft Teams
Google Meet

クラウド型ドキュメント・ストレージ

Google Drive
Dropbox

契約関連

クラウドサイン

タスク管理 

backlog
Trello
Todoist など
*なお、タスク管理ツールの場合は、クライアントがどのツール使っているのか、そして今後使っていく必要があるのか確認してからでもよいでしょう。

資料作成(資料のクオリティがあがる)
Canva

オンラインホワイトボード(絵図を描きやすく、共有しやすい)
miro

通話中のノイズ防止(オンラインミーティングで、よりコミュニケーションしやすくなる)
Krisp

2)非対面のコミュニケーション「4つの鉄則」

リモートワーク力は、ツールやアイテムだけで差がつくものではありません。社外で働く環境に慣れてくると、コミュニケーション上の課題も出てくるものです。たとえば、よく挙がるものとして、

・業務上の指示ややりとりに支障がある
・非対面のやりとりだと、相手の気持ちがわかりにくく不安になる

といった課題です。

この課題を解決するために、非対面コミュニケーションにおける鉄則があります。リモートワークのときには、以下に挙げる4つの鉄則を守ってみてください。

① 「まずはレスポンス」早めの返答を心がける
すぐに返答できないときも、レスポンスだけはつけてみましょう。
「はい」「了解」など一言でもいいので、まずは返答するのがよいです。チャットでのやり取りでは、緊急時や多忙のときなら絵文字だけで反応しても構いません。大切なのは、「コメントを見たことを相手に知らせる」ことなのです。

② 「感情」を意識して表現する
非対面のコミュニケーションだからこそ、感情を意識的に伝えることで、温度感を合わせることが重要になります。
たとえば、オンラインビデオで相槌をうつときは声を出してみましょう。また、絵文字を活用して積極的に反応するのも◎。

③ 報・連・相は徹底的に細かく伝える
リモートワークだと、相手は作業中のあなたの様子が全く分かりません。「今どういう状況なのかな」と不安になりやすいわけです。
ですので、依頼されたタスクは完成されたときだけでなく、途中段階でも積極的に共有しましょう。途中の状況を知らせる際に、相手がどのようなものを求めているのか、自分はどんなことをやろうとしているのか、というイメージをすり合わせられるように意識しておくとよいと思います。

もちろん、テキストで伝わりづらいこともあります。その場合は、口頭(電話やオンラインビデオ)で必ず対話を行いましょう。大切なのは、相手との「共有」です。
たとえば、メルカリが公開しているslackガイドラインでは、「チャットコミュニケーションの限界を理解する」という項目があります。参考にしてみてください。

④オンラインチャットでの「指示語」は気をつける
日常会話で使う「これ」「それ」などの指示語は、リモートワークでは要注意。リモートではテキストでの会話のやり取りが基本となりますが、相手が指示語を読み違えてしまう危険性が対面の会話より増えてしまうものです。指示語については、対面での会話以上にセンシティブに扱う必要があります。

3)仕事の進め方に対する意識を変える

フリーランスの場合、成果物で業務内容を評価されることは比較的慣れているかもしれません。それでも、社会全体がリモートワークの流れになり、クライアント側の意識も大きく変わってきています。

リモートワーク力を向上させるために、仕事の進め方に対して、以下の点について意識的に行っておくべだと私は考えています。

まず、「アウトプットをする」ということにとにかくこだわる。直接会わないからこそ、成果物だけでなく、自身の考えやイメージをより主体的にアウトプットすることが求められていると考えてください。

次に、アウトプットする目的や期待水準(イメージ)を明確にしておくことです。業務の依頼者が、「どういうことを求めてるのか」「どこまでのアウトプットを求めているか」ということを、具体的にイメージできるまで事前に確認しなくてはなりません。”なんとなくわかる”は厳禁です。

そして、スケジュールや納期については、仕事を受けるときに確実に擦り合わせておくことを忘れずに。マイルストーンを設計して、漏れなく共有する癖をつけておくと。お互いに安心できます。

企業のフリーランス採用担当者はここを見ている!

最近では、外部人材を業務委託として採用したいと考える企業も増えてきました。

そうした企業の採用担当者が、フリーランス・副業人材を採用する際には、

スキル、クオリティ、コミュニケーション、チームワーク、主体性
業務管理、勤怠、誠実さ、責任感、柔軟性

という10の項目をチェックしています。

採用するときに重要視している要素として、当然「スキル」もあります。しかし、業務をうまく回していくために、どの企業でも強く求めているのは「コミュニケーション」、「チームワーク」、「主体性」です。ここまで述べてきたリモートワーク力に通じるものがありますよね。

これからの時代、間違いなく武器となる「リモートワーク力」を、みなさんもぜひ磨いてみてください。

田根 靖之
CAMELORS 代表取締役社長

大学卒業後、ベンチャー・リンクに入社しコンサルタントとして従事。その後女性フィットネス「Curves(カーブス)」を展開する、カーブスジャパンに創業メンバーとしてジョイン。事業立上げから、営業マネジャーとして業界内店舗数No.1の企業に牽引。 その後楽天入社、グループ会社の楽天インサイトにて執行役員としてセールスから事業経営に従事。独立後、CAMELORSを創業。2019年に「最速の複業マッチングサービス『SOKUDAN』をローンチ。

SOKUDAN(ソクダン)
「信頼できるひとがどんな世界でも活躍できる世の中を創る」をミッションに、仲介手数料ゼロで、直契約ができる”最速”の複業マッチングプラットフォーム。求人案件の92%がリモートで週1日からはじめられ、エンジニア、マーケター、セールスの求人案件中心に、近年需要が高まっている機械学習エンジニア、DX人材、コーポレート領域などの案件も多数掲載。

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