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フリーランスライターの私が語学勉強を続けている理由。コミュニケーションスキルだけではない語学の魅力とは。

フリーランスライター、そして画家として活動している私は、自主的に語学勉強を続けています。主に勉強しているのは英語で、最近は中国語も始めました。

福利厚生サービス「WELBOX」を活用して、お得に語学勉強を続けており、フリーランス協会公式noteでは以前こんな記事も書いています。

画家として活動する際のコミュニケーションスキルとしてはもちろん、日本語で記事を執筆するライターのお仕事でも、語学勉強が役立っているのです。

語学勉強を続けたことで得られたこと

いつ頃から勉強を始めたのか

語学勉強を始めたのは、フリーランスライターになって1年が過ぎ、ライターの仕事が安定しはじめ頃です。画家としての活動を始める決心をして、自分が描いた作品について、海外から来たお客様にも説明できるようになりたいと思い、始めました。

もちろん、学生時代にも英語を勉強してきましたが、その頃は目的が受験や論文執筆のためだったので、英語は決して好きではない教科でした。

現在の英語力

なお現在の私の英語力は、

英検3級(中学生の頃に受験)
TOEIC 630点

です。

また先日、IELTSを受験してきました。IELTSは“英語圏の国々に留学、就労または移住を希望する人々の英語力を測定する英語試験”のことで、リスニングとリーディング、ライティングとスピーキングのテストがあります。

オーバーオールスコア(4技能の平均スコア)は5.5でした。リスニングとリーディングが6.0、ライティングとスピーキングが5.0です。このスコアレベルは「Modest User(英語で基本的なコミュニケーションが可能)」に値し、英検だと2級、TOEICだと600〜740点に値します。

語学勉強で得られたこと①情報収集の幅が広がった

語学勉強を続けてきたことで英語の文章がある程度スラスラ読めるようになり、その結果、記事執筆前に必要な情報を集める際、海外の論文やメディアなどの情報にも視野を広げられるようになりました。

例えば、大学院で微生物について研究してきたことを活かし、科学分野の記事を書くときは、院生時代に使っていた「PubMed」(生命科学等の参考文献や要約を掲載するオンラインデータベースへの無料検索エンジン)を利用して、参考文献を探しています。

もちろん国内の論文も参考文献として活用していますが、海外の文献を情報源にできれば、得られる情報の幅はグッと広がります。国内とは異なる視点で書かれた文章を読むとものの見え方が変わることもあり、面白いものです。それから「海外の文献を参照しないと書けない記事が書ける」など、ライターとしての価値が上がるのでは?と考えています。

なお、こうして探してきた情報は、インパクトファクター(※)を活用し、信用のおける情報かどうかを精査しています。信用のおける情報を探すためには、まず得られた情報を鵜呑みにしない、信用しすぎない、適度に疑うことが、母国語であっても第二外国語であっても大事だと考えます。

第二外国語で文章が読めるようになると、世界から見た日本の印象や、世界から見た日本のニュースなど、国内で得られる情報とは異なる視点からモノを捉えることができるので、得られる情報の幅は確実に広がりました。

※インパクトファクター:学術誌の影響度を評価する指標。ある特定の雑誌に掲載された論文が一年あたりにどれくらい引用されているか、その回数の平均値を表す(出典元:Journal Citation Reports:インパクトファクター)。インパクトファクターの値が高いと、低いものよりも重要と見なされる。

語学勉強で得られたこと②作品発表の場が広がった

画家活動では、英語で話す他に「書く」ことにも力を注いだ結果、作品発表の場が広がりました。私はTwitterやInstagram、FacebookなどのSNSで、制作した作品などを発表しているのですが、その際、英語で解説文を書くようにしています。

SNSを通じて、世界中の人とつながることができるわけですから、話者の多い言語で発信すれば、それだけ多くの人に作品に込めたメッセージが伝わると考えました。

英語で書き込むようになってから、さまざまな国の方から作品の感想のコメントやDMを受け取ることが増えました。国内外のアーティストやギャラリーとフォローし合うことで、色々な表現や作品への思いを知ることができ、作品制作への刺激が増えました。

もちろん時々、スパムのようなコメントやDMも届きます。でも英語を抵抗なく読めるようになったおかげで、英語で書かれた口コミや注意喚起から、コメントやDMを送ってくれたアカウントがどのような活動をしているのか、スパムなのかどうかを確認できるようになったので、そこまで問題視していません。

語学勉強が新しい仕事につながる可能性もある

今はまだ挑戦していませんが、いつか翻訳ライターに挑戦してみたいです。英語だけではなく、中国語の勉強も並行して続けているので、英語圏や中国で公開された記事を日本語に訳したり、逆に日本語で書かれた文章を英語や中国語に翻訳したりして、新しい仕事につなげていけないかと考えています。

最近では、AI通訳機やパソコンやスマホの翻訳機能がかなり向上しているので、いつかは上記のような仕事はなくなってしまうのかもしれません。でも、さまざまな情報を知るために、さまざまな人とコミュニケーションをとるために学んできたことがムダになるわけではないと思います。これまでにない新しい仕事に、得てきたものを活用できるかもしれません。

語学勉強に興味がある人は、新しい仕事につながるかもしれない可能性も見据えて、コツコツと勉強を続けることをおすすめします。

フリーランス協会会員としての利点

冒頭で紹介した記事で“福利厚生サービス「WELBOX」を眺めていたら、英語学習関連のサービスが豊富なことに気づきました”と書いているように、WELBOXには英語以外の言語、例えば中国語など、の学習に役立つお得なサービスがたくさん掲載されています。

私が購読している週刊英語学習紙「The Japan Times Alpha」や、オンライン英会話サービスで有名な「レアジョブ」「DMM英会話」は、特別価格でサービスを提供しています。中国語の学習サービス(「ハオ中国語アカデミー」e-ラーニング「スーパー中国語」など)も増えつつある印象です。

語学勉強に限りませんが、続ける前にまず始めるのが最大の難関だったりします。でも、ある程度習慣になってしまえば続けやすいはずですから、語学勉強を始めたい人は、ぜひWELBOXのお得なサービスを覗いてみてください。

片山香帆
東京都在住のライター・画家。特技であり好きなことでもある「書くこと」とを活かし、2016年からライター活動を開始。翌年からはもうひとつの好きなこと「描くこと」を活かして、画家としても活動中。
Twitter:@Kho_TOKYO
Instagram:@kho_k0123

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