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思考と食事の❝マンネリ化❞は、スーパー閉店前のタイムセールで防ごう!

フリパラ読者の皆さん、こんにちは!フリーライターの奥野 大児です。

フリーランスをしていると、チームで仕事を行うことが少ないため、発想やアイデアが偏りやすいということがありませんか?

僕はサラリーマン経験が20年くらいあるのですが、休憩時間・食事時間に隣の部門の人と雑談したり、喫煙スペース(僕自身は喫煙しませんが、付き合いで行くコトがありました。とっても煙たかったです)で別部門の人と話したりして、お得意様や競合、関連サービスの情報を得ていました。それがアイデアにつながることも少なからずありました。

フリーランスって、こうした雑談の機会が少なくなるんですよね。コロナ禍で外出の機会が減ってからはなおさら。オンラインで会話することはあっても、積極的に雑談をする雰囲気でははありません。

専門書や技術書を読んだり、ウェビナーを受講することで技術は伸びますが、頭の柔らかさや発散力を伸ばすのは難しい。以前の様に、リアルに集まるセミナーや、その後の懇親会などがあれば雑談もできるんですけれどね。

雑談の場の確保も大事な課題ではありますが、僕の担当コラムは「フリーランスとグルメ」です。居酒屋さんで隣の席の人に話しかけでもしない限り、グルメで雑談を増やすのは難しいので、せめて発想やアイデアを偏らせないために、「考え方を発散させる」という方向で話していきたいと思っています。

そこで今回は「偶然の出会い」の機会を、簡単でコストパフォーマンス高く増やす方法を紹介しますね。

その方法は超簡単。「スーパーのタイムセールスで食材を買う」ことです。

スーパーのタイムセール

近所のスーパーでは刺身や惣菜の値引きは18時頃から段階的に始まり、21時頃にはほぼ半額に落ちていきます。これを狙って夕食の時間を20時、21時、場合によってはそれ以降にずらして惣菜を買いに行きます。

このメリットは大きく3つ。

食材が安くなる
選ぶ食材に偶然性が加わって楽しい
買い物の際に密を避けられる

です。それぞれのメリットを深掘りしてみましょう。

食材が安くなる

タイムセールでは割引があります。当然、同じモノをより安く食べられるので、家計に優しくなりますよね。

半額になれば、その日の夜・翌日の朝の分の惣菜を1食分の予算でまかなえます。消費期限はよく確認しなければなりませんが、冷凍することで乗り越えられる場合もあるでしょう。

翌朝が早く、軽く何か口に入れてから外出したいと思っていたときに出会ったこのおにぎり。110円から半額の55円でした。55円なら、自炊をやめてこれにしようと思えます。さらに、普段であれば具材に選ぶことのない「おかか」味も新鮮でした。だいたい、明太子やツナマヨを頼んでしまうんですよね。

選ぶ食材に偶然性が加わって楽しい

これが、僕がタイムセールを選ぶ一番大きな理由のような気がしています。普段、メニューから食べ物を選ぶときって、どうしても好きなもの、気になるものを選んでしまいませんか?

タイムセールでは他のお客さんが選ばなかった商品が残っています。だからこそ、自分が普段選ばないものを選ばざるをえない=新しい・珍しい出会いの可能性が高まるのです。

僕が刺身を買う場合、だいたいは〆サバ、ブリ、サーモン、タコ、あたりから選んでしまいます。これが、ある日のタイムセール時間に訪れた時には

アオハタ(しかも680円が200円!)
太刀魚(しかも580円が200円!)
たらこ(298円が268円)
刺身3点盛(880円が440円)
おくら山芋磯部天(150円が75円)

と、たらこ以外は普段は縁が遠いものばかりしかもセール前に購入したら2,588円かかるところ、1,183円で済んでしまいました。
たとえばアオハタですが、日頃の買い物であれば目が向かなかったでしょう。普段食べている味を求めて、いつもの商品を買って、食べて、おしまいです。

でも、この日はアオハタに出会ったことで、いつもと違う味わいを楽しめました。その上、アオハタがどのような魚であるかをWebで検索して新しい知識を得られています。

また、酒の肴には魚介ばかり食べる僕が、珍しくおくらと山芋の天ぷらを食べたというのも、タイムセールならではです。

買い物の際の密を避けられる

買い物のピークタイムは「食事時間の少し前」です。本記事を執筆している2022年4月初旬は、全国でまん延防止等重点措置が解除されたものの、毎日の感染者は減りきっていない状態です。この状況下、できれば人の多い時間帯に出歩きたくないという方も少なくないのでは。

タイムセールが行われている時間帯はそのピークからずれているため、必然的にスーパーがお客さんで密の状態になりません。安心感もある買い物ができると言えるでしょう。

「ずらし」を試してみよう

タイムセールで食材にランダム感が出るのは「たかがそれだけ?」と思われるかもしれません。

しかし、コロナ禍のフリーランスにとって、単調な生活から少しでも遠ざかることはとても大切です。生活の「飽き」は仕事のクオリティを下げてしまいますし、単調な毎日が続くことによって感性が下がれば、長期的に見て成長を阻害しかねません。小さなことのようですが、コツコツと小さな変化、偶然の出会いを積み重ねていくことが、ここぞというときの発想力の源になると思っています。

タイムセール作戦のデメリットは食事が後ろにずれてしまうこと。晩酌ついでの食事ならそれで構いませんが、健康や体重増加に配慮して、夜間帯の食事は避けたい、という人もいることでしょう。

一般的には後ろにずれればずれるほど商品価格が安くなりますが、無理のない範囲で時間のずらしと価格調整のバランスを取って、買い物にチャレンジしてみましょう。

本来有るべき時間や習慣からちょっと「ずらす」ことで、新しい風景が見えてきたりするものですよ。ぜひお試しください。

奥野 大児
フリーライター・Webメディア編集・ブロガー。システムエンジニアを経験して42歳でフリーに。ITの導入事例インタビューやグルメ・紀行・スマートフォン活用など様々なジャンルで執筆する。辛い料理が好きで、激辛好きのタレントのお店訪問記に同行したことも。
趣味は将棋(アプリ「将棋ウォーズ」で弱い三段)と「味付け以上・料理未満」の調理をすること。最近購入したフルサイズミラーレス一眼を手の内に入れるのが当面の課題。
Twitter:@odaiji
Blog:https://www.odaiji.com/blog/


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