ワーケーション人材を神戸に 市がタイミーと連携
神戸市はアルバイト仲介アプリを手がけるタイミー(東京・豊島)と連携し、同市にワーケーション人材を呼び込む事業を始める。タイミーは副業や兼業の受け入れを希望する事業者の情報を集めたアプリを運営しており、市内の事業者に同アプリへの登録を呼びかける。神戸との関係人口を増やし、定住の増加につなげたい考えだ。
タイミーは都市部の人材を主なターゲットに、2日~2週間前後の期間でワーケーション人材が地場産業で働く場を仲介する「タイミートラベル」と呼ぶサービスを展開する。今回の事業では農業や宿泊業、中小メーカーなどの参画を想定。神戸市としては市内の事業者に副業・兼業人材を試行的に活用する機会を提供する狙いもある。
神戸市内に滞在し、市内の事業者のもとで副業・兼業するマッチングが成立すれば、市はタイミーを通じてワーケーション人材に交通費を最大1万円、宿泊費を1泊あたり1千円補助する。タイミーの小川嶺社長は「神戸を第二の故郷と言えるような人を増やしていきたい」と話す。