東京 世田谷区 副業で業務に関わる人材の募集開始

東京・世田谷区は、商店街の活性化や観光PR、広報紙の編集といった分野で、民間の専門知識や柔軟な発想などを取り入れようと、企業などに勤めながら副業で区の業務に関わる人材の募集を始めました。

世田谷区がこのほど、副業人材として募集を始めたのは、商店街の活性化、観光PR、公園の利活用、広報紙の編集、動画配信の5つの分野で、それぞれの分野で1人ずつを採用する方針です。
これらの人材は、副業を認めている民間企業などでの本業を続けながら、1週間から2週間に1日程度、区の仕事にも関わり、外部からの視点でアドバイザーとして助言を行うということです。
区は、専用のサイトを通じて、今月19日まで募集し、面接などを経て、採用された場合は、来年1月から勤務を開始することになっています。
謝礼金は勤務時間によって変わりますが、午前中から夕方までの1日の勤務で2万5000円、半日の勤務で1万2000円などとなっています。
世田谷区として副業人材の採用は初めてだということで、区は「目まぐるしく変化する現代社会に対応するには、行政だけではなく、民間の最前線の知識などが必要になっていると考えている。行政課題とマッチングさせ、解決につなげていきたい」と話しています。