ウーバー配達員は労働者 団交応じるよう救済命令 東京都労働委

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料理配達サービス「ウーバーイーツ」=玉城達郎撮影
料理配達サービス「ウーバーイーツ」=玉城達郎撮影

 東京都労働委員会は25日、宅配代行サービス「ウーバーイーツ」の運営法人に対し、配達員らで作る労働組合と団体交渉(団交)に応じるよう命令した。新型コロナウイルス禍で急増した単発・短時間の仕事を請け負う「ギグワーカー」を労働組合法上の労働者と認めた初めての判断。国内で急増するギグワーカーの働き方や待遇に影響を与える可能性がある。  国内の配達員らで作る労働組合「ウーバーイーツユニオン」が救済を申し立てた。労働組合法では労働者を「職業の種類を問わず、賃金、給料などで生活する者」と定義しており、団交権を得るには配達員がこれに該当するかが最大の争点だった。都労委は、配達員が事業組織にどの程度組み入れられているか▽契約内容が一方的で定型的な決定か――などを基準に判断した。  都労委は、配達員が飲食物を注文者に配達する割合について、「注文全体のうち99%を占めている」と指摘。「評価制度や(配達員の)アカウント停止措置等により行動…

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